この週末は先週から延期になっていた小積へクライミングの予定であったが、天気予報もあまり芳しくなかったので小積へ向かう仲間を裏切り(実際は腱鞘炎の痛みが取れないからと言い訳をしておこう^^;)雨を逃れようと脊梁縦走へ出掛ける事にした。

 6月2日(土)曇りのち雨

上の小屋谷出合(10:20)〜松の口谷林道入口(11:00)〜松の口林谷道終点(12:00)〜霧立越縦走路(14:30)〜白岩山水場 幕営(16:10)

 出発時の天気は曇り。午後からは回復する予報を信じて歩き始める。
しかし、標高を上げる程、回復の兆しが見られるどころか冷たいミストを感じ、それが段々大きくなって行くのを感じた。
林道の終点から霧立越縦走路への薮漕ぎの途中からしっかりと粒を感じ始めた。そこで、この雨はヤバいぞと扇山小屋へ行こうかとの代案が出たが、それは進行方向とは反対に4Km歩かなくてはならない。翌日の事を考えてあっさり却下。それよりも行ける所まで行く事にした。
雨の中を一時間も歩くと身体は芯から冷え、動きも散漫になり、言葉もなくなって来たので憔悴しきる前に白岩山水場の横にて幕営
翌朝、雨が止んでる事を期待して就寝。

 
 6月3日(日)雨のち晴れ

白岩山水場 出発(7:05)〜向坂山(8:10)〜三方山(11:05)〜椎矢峠(11:30)〜高岳(12:10)〜下降尾根(14:00)〜雷坂入口(15:00)〜上の小屋出合 到着(17:30)

 タープに打ち付ける雨の音で目覚める。最悪・・・
諦め、急いで朝食を摂り、片付けを済ませて出発。 
この時点で全行程の三分の一しか消化してなく、先を急がなくてはいけないのに疲れが残って足が重い。 足を引きづりアップダウンを繰り返す。
幸い、天気は回復して新緑の脊梁の清々しさを感じる事は出来た。

椎矢峠から林道に下り、再び高岳への登り返しと長い長い雷坂の下降はかなり精神的な負担を感じた。 しかし、今回も時間はかかってしまったり、仲違いもあったけど、何とか予定のコースを完歩出来て終ってみれば満足。